コーヒーの開花期が来ると、コーヒー園は花の甘い香りとミツバチたちの羽音に包まれます。
コーヒーの開花期
コーヒー(正確にはコーヒーノキ)は、やんばるだと4~7月の約4か月間が開花期となります。やんばるの山ではちょうどイジュの花が咲いているか咲き終わる頃です。イジュの花が咲き終わると山には蜜源がほとんどないので、ミツバチたちにとっては、コーヒーが唯一の蜜源となります。
花の咲き方
コーヒーは、大潮(新月・満月)に合わせて、約2週間ごとに、開花の波がやってきます。大きい波もあれば小さな波も、その年の気候によって咲き方が異なりますが、ほぼ毎年、旧暦の4月15日には大きな波がやってきます。
開花の波がやってくると1~2日間だけ花を咲かせます。咲き始めは純白で、受粉が終わるとおしべが茶色くなり、やがて花を落とします。開花日のコーヒー園はジャスミンのような甘い香りとミツバチたちの羽音に包まれます。
ミツバチとカフェイン
養蜂をやる目的の1つがコーヒーの花のはちみつを収穫することだったので、ちゃんとコーヒーに訪花してくれるか?という心配がありました。でもちゃんと毎年通ってくれるのには理由がありました。ひとつは、コーヒーの開花期は山に花が少ない時期なので、コーヒーが魅力的な蜜源になるということ。もうひとつは・・・
コーヒーの花蜜にもカフェインが含まれていて、それを味わったミツバチの脳が刺激されて、コーヒーの花に通うようになるとのこと。人を惹きつけるカフェインですが、ミツバチたちに取っても魅力的な物質だったんですね。
コーヒーへの訪花の様子(動画)
ミツバチとコーヒーの会話
ミツバチたちをコーヒー園に迎えてから気づいたのは、コーヒーの花の香りが強くなったということです。それまでは、農園の入り口で花の香りを感じるのは大きな開花の波の時だけでしたが、ミツバチたちが来てからは、小さな波の日でもすぐに花の香りを感じるようになりました。コーヒーがミツバチたちを呼ぶために、花の香りを強くしているのではと感じています。